バトルスピリッツ ブレイヴ 第?話「真のブレイヴ!ダン×バローネ」

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ヨペチコです。
今回はアニメの感想ではなく
10万HIT記念のSSをUPします。

予想外のカウンターの上昇にビビりつつ
気がつけば15万HITになってしまいましたが…。

ここで注意書き
このSSはバトスピのSSです。
オチはありますがBLネタで書かいていますので
やや過激な表現などが含まれています。
BLが嫌いな人、過激な表現が嫌いな人は避けてください。
太陽はが沈みかけ、夕日はローマの町全体を赤く照らし出していた。
俺、馬神 ダンは今ローマに来ている。それは、ローマを支配する魔族バローネに合うためだ。
地球の危機、そして人間と魔族の今後、話したいことは山ほどあった。
なのに…。
「おい、バシンダン。早く行くぞ」
群衆の中にあって一際目立つ金髪、緑色の瞳、透き通るような白い肌。
声の主は、ローマ伯「月光のバローネ」
「あ、ああ…。今行く」
俺は、バローネの姿を見て動揺している。バトルの時とは違う、普段のバローネ。胸の辺りが苦しくなる…。
そんな気持ちを知らないバローネは早足で先に進んでいく。一体、俺はどうしたって言うんだ。頭を二度三度振り、余計な考えを追い払う。
バローネの居城についた頃には、日は落ちきり、月が空で輝いていた。

「なるほどな…」
「ああ、だから、お前の協力が必要なんだ」
ひとしきり話しを終える。
「面白い話だった。だが、お前に協力して俺になんの得がある?」
「地殻変動が続けばお前達だって危ないんだ」
フン、とバローネは鼻で笑う。
「前にも言ったはずだ。俺達は進化する。お前達とは、違う」
「なら、地球がこのままおかしくなってもいいのか!?」
「バシンダン。俺は、今のところバトルにしか興味は無い。それはお前も知っているだろう」
「まだブレイヴの深みから抜け出せないのか、バローネ!」
語気が荒くなる。
「…お前の言うことも判る。ならばお前に問おう、ブレイヴの最深部にあるという真のブレイヴとは、なんだ…?」
真の、ブレイヴ…。体が熱くなるのが判る。何故、バローネは今そんなことを。わからない。
「その顔。やはり知っているな」
バローネが髪をかき上げる。垣間見えたうなじに、思わずドキリと胸の鼓動が高まった。
「ザック(八話参照)から聞いたことがあってな。人間は、真のブレイヴができる、と」
「バローネ…。それをお前に教えたら、協力してくれるのか?」
「愚問だな、バシンダン。俺は教わりなどしない、俺はお前から奪い取るんだ!」
その刹那、バローネの唇が俺の唇と重なり合った。
「んっ…あっ…!!」
唇が、離れる。唾液が糸を引き、バローネの唇と俺の唇の間に唾液で橋が出来た。
「驚いたか、バシンダン…。俺もここまでは知っている。だが、ここからだ。ここからがわからない…」
行為の意味はわかっていないのだろうが、バローネの頬が紅く色付いている。
もう駄目だ、ここからはとまることが出来ない。そう本能が告げていた。
でも、俺は。
「ダンだ…」
「何?」
「バシンダンじゃない、ダンって呼んでくれ」
「それが、お前の条件か?ふん、ならば呼んでやろう!さぁ、ダン、真のブレイヴを見せてみろ…!」
俺はバローネを押し倒した。クラッキー、ありがとう、お前が真のブレイヴを教えてくれていなかったら、俺はバローネとブレイヴすることができなかった…。
「いくぞバローネ…!ブレイヴっっ!んっ、あああぁぁぁぁぁ!!」
ローマの空には、蒼白なる月だけがが輝いていた…。



「うーん!メカ萌える~!」
麗しのソフィア号、機関室。今書きあがった原稿を高らかに掲げ、プリム・マキーナは喜びの声を上げていた。
「やっぱりダン×バローネは鉄板だよね~。よかった~、これで冬コミに間に合うよ~」
「おい、プリム…?」
「ひゃっ!?」
「ひゃって…。大きい声が聞こえたけど、大丈夫か?」
そう声をかけてきたのはユース。ユース・グリンホルンだ。
「あー、えっと、うん、大丈夫大丈夫!ユ、ユースこそどうしたの、こんなところに」
「…?まゐ様がプリムのこと探してたから、呼びに来たんだけど。印刷所がどうのって」
「あー!忘れてた!ありがとユース!またね!」
パタパタと足音を響かせ、走り去る。その時、プリムの手から一枚の紙が落ちた。
「なんだ…、これ。覚醒!真のブレイヴ!ダン×バローネ…?」
「おや、ユース、どうしたんだい?」
「ああ、艦長。いえ、なんでもありません」
ユースの後ろには、麗しのソフィア号艦長、クラッキー・レイが立っていた。
「そうかい?そうだユース、この後バトルでもしないか?」
「バトル、ですか…?」
「君も腕を上げてきたからね、そろそろ新しい闘い方を教えてあげるよ」
「本当ですか!でも、新しい闘い方って…?」
「真のブレイヴ、ってところかな…」



読んでくださってありがとうございます。
ネタがネタなだけにコメントはご遠慮ください。
ではまたアニメの感想で ノシ


大門編はこちら
白杜編はこちら
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