ふすま
fc2ブログ

バカとヲタクと妄想獣

主にアニメ感想を書いてます。あと車やバイク、スポーツなど

<ETERNAL LAND> ETERNAL LAND バカとヲタクと妄想獣

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

10万Hit記念 in大門 自作小説

大門ダヨ

今更ですが・・・
10万Hit記念の小説をアップ!
正直アップしないで終わる予定でしたが・・・
白杜が許してくれなくて・・・

一応オリジナル小説です
素人文ですので期待するべからず
完結してませんが・・・
続きは書くかわかりませんww

そして最後に・・・
出来ればこの記事にコメントはご遠慮下さいwww


第一章 炎の男

ここはとある町の早朝
まだ日が昇らない時間
そこに男がいた

「よし!後は山村さんとこに届けて今日は終了!」

男は愛用の「スーパーカブ」を颯爽と走らせる
5分後に目的の家に到着
ポストに新聞を入れる

「これで終了!後は営業所に戻るか!」

男は
過去に大手会社の営業をしていたが…
「何をしてでも売れ!」という会社の方針に
これでは人を騙して売ってるんじゃないか
と疑問を感じ退社

自分のしたい事に迷っていた
そんな時に出会ったのが
今の新聞配達会社の社長だった

とある飲み屋で酒を飲む男
男の隣の席に一人の中年男が座った
「生ビールと枝豆ね!」
隣の男が大声で注文をする
「ん?兄ちゃん、どうした?暗い顔して?」
中年男が男に話かけてきた
「何でもないですよ…何でも、ね…」
「何でもないって事ないやろ~そんな暗い顔してぇ~何があったかオッチャンに話してみ!他人に話してスッキリする場合もあるしな!何より…」
中年男は歯が見える笑顔で
「オッチャンの相談料なら無料(タダ)やで」

正直男は誰とも話したい気分ではなかった…
しかしこの中年男の笑顔に何故か引かれるものがあった…
もしかしたらアルコールがまわってきているかもしれないな…
などと考えながら
男はついつい中年男に会社での経歴を話してしまう…

「あのまま会社の言いなりになって…人を騙しつづけて…売上を上げて…本当に良いのか、と考えちゃって…」
黙ってに聞いていた中年男…
もう既に頼んでいた生ビールを飲み終え
ポツリと呟く
「…でも仕方ないんやないか?それが会社の方針なんやろ?」
「わかってます!わかっているんですよ!」
あまりの大声に回りにいた客達の視線が集まる
「わかってるけど…どうしても納得出来なくて…本当にこんな事をして…人を騙して、上司の機嫌をとって…それでお金を手に入れて…本当に幸せなのか?って…」
「それが会社の方針でも?」
「…はい…納得出来ません…」
「あんた不器用やな…うまく世渡り出来へんで」
もう既に他の客の男への視線は消え、賑やかな店内に戻っていた
「したら、俺と一緒に働かへんか?」
「え?」
突然の中年の男の申し出に驚く男
「実は俺、社長やねん!めっちゃ小さい会社やけどなw!」
「え!?あ、いや…でも今日初めて会った俺に何故そこまで?」
あまりの事に焦る男が聞くと
「いや~俺も昔似たような事あってなぁ~ついつい上司に反抗して…そんでキレて上司を殴ってクビになってなぁ~」とゲラゲラと笑いながら中年男が言う
「あんたが他人に思えなかったんや!」
「………」
「どうや?一緒にやってみんか?うちの会社なら納得出来ない事あったら俺に言ってくれりゃいい!お互い納得するまで話するからよ!」
もう男は既にこの中年男に引かれはじめていた…
この男の下でなら納得出来る仕事が出来るんじゃないか…
男はそんな事を思っていた

「わかりました!是非お願いします!これからよろしくお願いします!」
「お~そうか!やってくれるか!そんなら今日は俺の奢りや!お姉ちゃん!生二つ追加で!!」
店員に注文する中年男
「そういや兄ちゃんの名前聞いてなかったな?」
「俺はヨペチコって言います」
「ヨペチコ、やな!覚えたで!それから一つ言っとくで!」
「はい?何ですか?」
「うちの会社は安月給やでw」
先ほど見せた歯が見えるほどの笑顔で言った


「それがまさか新聞配達だったとは…」
配達を終え営業所に戻るヨペチコは呟く
「ちゃんと仕事内容を聞いてからOKすべきだった」
そんなこと言ってはいたがヨペチコは今の仕事にやり甲斐を感じていた
最初に言っていた通り、納得出来ない事があると社長に報告して話し合い
お互いが納得するまで話し合った
そして段々と改善され…
徐々に契約数を増やしていた

「配達終わりました~」
ヨペチコが営業所に戻ってくる
「おう!お疲れ~!」
営業所には社長だけしか残っていなかった
この営業所は社長とヨペチコ、そしてパートの3人の計5名が働いていた
小さい事務所なので、見渡せば全員見える
いつもなら全員揃っているはずだが…
「アレ?今日は他の人はどうしたんですか?」
「あ~他のは集金に他の仕事やらせとる!」
「他の仕事?」
「今日はヨペチコに頼みたい用事あってな!本来ヨペチコがする仕事やってもらってる!」
「俺に用事、ですか?」
「せや!うちにメールがきててな!うちの新聞取りたい、って内容だったんや!」
「おっ!良かったですね!着実に伸びてきてますね!でも、それと用事とどんな関係が?」
「それが…メールには一度話をしたい、って書いとったんやが…ヨペチコをご指名で」
「俺ですか!?何故、俺が?」
「それはわからん…名前は書いてなかったが…住所は書いてあったんや!とりあえず行ってもらえるか?もしかしたらヨペチコが配達してるのに一目惚れした美女だったりするかもしれんやろ~」
ニタニタと笑いながらヨペチコを肘でグリグリ
「ん~一体なんなんだ…」
なんとなく嫌な予感がしているヨペチコであった

そして指定の住所に向かうヨペチコ
「住所が合ってれば…ここ…だよな?」
そこは町外れの倉庫だった
「何でこんな所で…」
不安にかられるヨペチコであったが、社長から必ず会ってくるように言われている
とりあえず中に入ってみることに
建物の道沿いにドアがある

ギイッ

久しぶりドアの役目を果たしたかのようにズッシリ重い
「すいません!呼ばれたヨペチコと言う者ですが!」
しかし返事がない
しかも中は真っ暗だった
「呼び出されてのに誰もいない…ん?」
真っ暗だと思っていた中にポツンと明かりがついてる場所がある
「…とりあえずあそこまで行って、置き手紙でも置いて帰るか」
そして明かりに向かって進むヨペチコ

そして明かりの場所に到着
明かりの正体は事務机の上に置いあった「ミニイカ娘人形」が発光していたようだ
「これ可愛いんじゃなイカ?」
と人形に触ろうとした瞬間

バタン!!

とヨペチコが入ってきた入口のドアが勢いよく閉まる
「な、なんだ!?」
続いてミニイカ娘の光も消え真っ暗に
「これ何てホラー映画!?」
焦るヨペチコ

バチン!!

突然工場内に明るくなる
突然の明かりにたじろぐヨペチコ
「貴方がヨペチコね?」
突然女の声が響き渡る
声の方を振り向くと
野球のナイターで使うような大きなライトをバックに人影立っている
「誰だ!?もしや俺を呼び出した人?」
あまりの逆行でその人物の顔が見えない
ただ声だけがその人物を女性と断定させる
「ヨペチコ、貴方には我々と一緒に来てもらうわ!」

第一章 炎の男 完



白杜編はこちら
ヨペチコ編はこちら
関連記事
スポンサーサイト




見てくださってありがとうございます。
もしよかったら拍手なり下のバナーなりを押してやってくださいm(__)m



にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ

| その他 | 02:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://vnr2034.blog133.fc2.com/tb.php/586-f3dd27a7

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT