しかも、そのアニメは某監督が全てをかけて世に送り出す大作だという。
その時、大門の目が妖しく光ったのをヨペチコは見逃さなかった。
聖地巡礼の大門といえばバカヲタでは有名な通り名である。
その大門がこんな美味しい話を逃すはずがない、そう感じた。
が、白杜の様子もおかしいことに気がついた。
いつもは冷静沈着な白杜が、まるで乙女の恥じらいのようにソワソワしだしたのだ。
モバマスの白杜・・・!バカヲタが産んだ怪物であることは有名な話だ。
誰も言葉にはしなかったが、この時からバカヲタメンバーは新アニメのレビューをかけた戦いが火蓋を切ったのだった。
12月某日 ~仙台~
ヨペチコは動いた。
おそらくこの戦い、誰よりも仙台を愛したものが勝者となることを感じ取ったからだ。
クリスマス前の最後の休みということで、仙台はカップルで溢れかえっていた。
ネタとしては美味しいが、個人的感情で言えばファックユーである。
・・・それにしても腹が減った。

仙台駅前といえば食べるところは数多くある。
が、仙台といえばやはり

利休の牛タンであろう。
ちなみにヨペチコは仙台が地元でありながら牛タンを店で食べるのは初めてである。
2700円 美味しかったです。
今回は食べ歩きレビューでは無いので感想は短縮してお送りします。
体重90Kgのヨペチコはこの日、自転車で来ていた。
目的地はそう、仙台を代表とするあの場所!
しかし、そんなヨペチコの前に強敵が現れる。

延々と続く坂道、通称
「地獄坂」入口は緩やかながら、奥に行けば行くほど急斜面になり自転車を殺しにかかる恐怖の坂だ。
その恐ろしさは仙台市も認めるところで、現に今から行こうとする場所は公共交通機関での移動を市はお願いしているという程である。
汗だくになること数十分。
ついに到着、その場所とは。

八木山動物園!
仙台で動物園といえばここ。
聖地化するとしたら欠かせない場所だ、と思う。
年間パスポートが1000円と格安なのもミソである。
もちろん、年間で買わせていただきました。
さぞ園内はカップルで溢れかえってるだろうなぁ、と第一歩。

全力過疎化中。
人いなっ!
親子連れ数組とすれ違い
一眼レフを持った男たちとすれ違い・・・
カップルひと組もいねぇなぁ!

アルパカのオシッコの瞬間に立ち会うという奇跡を経験。
1時間かけて園内を巡った結果。
親子連れ 七割
カメラマン 二割
カップル 一割
男一人で歩いているの
ヨペチコオンリー。も、元々特別なオンリーワンだから(震え声)
・・・しかし、それにしても・・・
腹が減った・・・。

ということで、牛タンを食べて二時間ほどですが園内の食堂へ。

醤油ラーメン550円。美味しかったです。
動物園を堪能し、ぶっちゃけもう帰りたかったですが仙台愛を語らねばいかん!
ということで、ある意味本当の目的地である

八木山ベニーランドへ。
やんやんややーん八木山のー♪
という歌は宮城っ子なら誰もが知っています。
やんやんややーん やめてけさーい♪ そこはあたいの大事なところ♪
という替え歌を学校の女子が歌っていたのは良い思い出です。
さて、そんな訳で入場券を買いに入口へ行くと、中のお姉さんが。
「動物はいないですけどよろしかったですか?」ふぁっ!?
どうやら男一人での入場は珍しいらしく、動物園と勘違いしていないかの確認だったようです。
ちらりと横を見ると
本日カップル入場料無料!これです。この逆境こそヨペチコが求めていたものです。
びばクリスマス!(前の休日)
中でごった返すであろうカップルに混ざって遊ぶ姿を想像するだけでゾクゾクしますね。

・・・
中には誰もいませんよ?
見えない人影。
動いてない遊具。
流れるベニーランドの歌。
オラ、逆にワクワクしてきただ!
次回予告

もうちょっとだけ続くんじゃ。