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2012.09.14 Fri
姥捨て山には、続きがあった
キャストに、浅丘ルリ子、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子
と熟女を超えた超大物女優を起用した本作。
インシテミル以来の
キャストで全予算使っちゃったの?映画到来!
50点クマ!
怒りのネタバレ全開でお送りします。
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姥捨て山とはご存知のとおり口減らしの一種。
歳をとって働き手としては能力が無くなった老人を山へ捨てる行為のことですね。
物語冒頭、浅丘ルリ子演じる斎藤カユは山へ捨てられるのだが…。
そこで見たのは捨てられた老人(しかも女性のみ)で作られた集落「デンデラ」だった。
デンデラを仕切るのは三ツ屋メイ(草笛光子)。
100歳を超える大婆様で未だに現役。
70のカユを小娘、と呼んだり熊と戦ったりとにかくデンジャラスなキャラクターとなっている。
開始~40分までは村のできた経緯や状況などですごく面白い。
どうなっていくのか先が読めず、大女優達の演技には脱帽させられる。
が、どうも50分あたりから様子が変貌。
村への復讐を語りだしたかと思えば、なぜか話は
熊VS婆様軍団
へと変貌する。
第一Rの見せ方は面白く飽きなかったのだが
どうも第2R第3Rと続けていくともう食傷状態に。
村を襲いに行けば屁で雪崩が起きて婆様軍団半壊するわ
熊と決着を付けて新天地へ行く!と息巻いたはずが
熊を使って村を襲い出すわ。
しかもその途中で仲間が熊に食われてるのにカユは猛ダッシュして村に向かうわ。
ただのB級映画ならそれはそれで良かったんだけど
原作しっかりしてるしキャスト豪華なもんだから監督のダメさがやたら光る一品に。
総評
ストーリー
★★★★☆
姥捨ての裏に隠された村の内情とかは凄く面白い。
村作りのワクワク感や熊襲撃の緊張感は見事でした。
話の膨らませ方は良かったです、前半はな!
キャラクター
★★★★☆
大御所が全力で演技する様は圧巻。
118分とまぁまぁ長い映画だが演技だけで見る価値はあり。
浅丘ルリ子の立ち小便が見れるのはデンデラだけ!
演出
★☆☆☆☆
グダグダとテンポが悪いものだからイベントの一つ一つがとてもシュールに。
また、予算の関係からか熊がやはりシュール。
メインが熊VS婆様軍団なのでここを微妙にしてしまうと…。
点数
50点
舞台のモデルは遠野物語に登場する実在の場所だそうです。
岩手県遠野市にあるデンデラ野。いつか行きたい聖地(?)巡礼です。
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| 20:44
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